こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

国語

もじのカタチ(第305号)

子供が突然、広告の裏に「ふ」の字をいろいろ書き始めたので、何かと思ったらこの『もじのカタチ』に触発されてのことだとわかった。最近はいちばん最初に「たくさんのふしぎ」を読むのは子供で、私はブログを書くために後から読むということが多い。にして…

いちくんと古太鼓(第379号)

飯野和好の絵は私にとって、あくが強すぎる。正直なところ、大好きとは言いがたい。それでも、名作『あのときすきになったよ』や『おならうた』は飯野氏の絵がぴたりとはまっていて、好きな作品のひとつだ。とくに『あのときすきになったよ』は、飯野氏以外…

絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集)(第181号)

本書の内容は次のように始まる。 ぼくはもう4年生なのにおこづかいが500円だ。 「これは少ない!」とぼくは思う。 で、お母さんに「1000円にして!」といいたいのだが、 口ではとてもかなかわないから、 ポスターをつくって、それをキッチンにはって…

ことば観察にゅうもん (たくさんのふしぎ傑作集)(第277号)

『みんなでつくる1本の辞書』で「ところが、この号だけ(だと思うが)は、48ページなのだ。」と書いたが、この『ことば観察にゅうもん』も同じく48ページ構成だ。ちなみに、この本でイラストを担当している祖父江慎氏は『もじのカタチ』という「たくさんの…

ニレの中をはじめて旅した水の話 (たくさんのふしぎ傑作集) (第98号)

本書の英題は、"The Water Tells his First Trip into the Elm Tree"ということで、主人公の「水」がニレの木の中を旅するという態で作られたお話だ。水を擬人化した物語でつくられた科学絵本といえば、名作『しずくのぼうけん』 が真っ先に思い浮かぶ。中学…

夜へ行こう(第278号)

夜が好きだ。就職して一人暮らしをしていた頃、夜を自由に使えるのがうれしくて、都会の夜を過ごすのがうれしくて、休みの前、あてもなく夜の街をうろついたことがある。都会とはいっても、そこは学生時代を過ごしたなじみの街で、実家暮らしの頃は決して見…

河童よ、出てこい (たくさんのふしぎ傑作集) (第87号)

カッパといえば思い出すのが、西炯子の『Stayネクスト夏休みカッパと』。幼なじみ3人(男2・女1)が、カッパ探しに遠野まで出かける…という話だが、3人が住む、作品の舞台はおそらく作者の故郷である鹿児島県。けっこう遠いよなーと、かつて東京から自分…

かくれんぼ(第249号)

この本は、植田正治の写真に「かくれんぼ」をテーマにした文章を付けた、写真絵本である。『生きる』はできている詩に、絵を付けたものだったが、こちらは写真を元に、文章を書いたものだ。 詩を元に絵を描くというのは、案外難しい作業だと思う。詩からイメ…

生きる(第342号)

先日子供の授業参観があって、国語の時間は、谷川俊太郎の「どきん」という詩を、班で工夫して音読の方法を決め、それを練習して発表するというものだった。 それぞれの班の様子はさまざまで、役割をすぐ決めて練習に入るところもあれば、なかなか決まらず話…

うたがいのつかいみち (たくさんのふしぎ傑作集)(第104号)

この本の登場人物は二人。ゴフムさんとソルテスさんである。 ゴフムさんは、”うたがいの名人”だということで、みんながあたりまえだと思っていることを、うたがってみせると言う。そのうたがいを解いてみせた人にはお金を進呈し、答えに詰まった人からはお金…

方言どこどこ?(第133号)

夫と二人暮らしだった頃、子供に勉強を教える仕事をしていたことがあった。 結婚した直後、夫に転勤の辞令が出て、私はそれまで勤めていた会社を辞め、生まれ育った関東地方から、まったく土地勘のない西日本方面へ引越すことになった。運転免許がなかったの…

森のおく 湖のほとり ノースウッズを旅して(第330号)

その昔「ナショナル・ジオグラフィック」という雑誌を取っていたことがあって、その中でひときわ印象に残る記事があった。 「北の森から 90日の撮影記録」という特集記事で、ジム・ブランデンバーグという写真家が書いたものだった。 人里離れたミネソタ州の…

みんなでつくる1本の辞書 (たくさんのふしぎ傑作集)(第338号)

「たくさんのふしぎ」は、何ページで構成されているか知っているだろうか? なんと、どの号も40ページで作られているのだ!ずっと読んできて、今さらながら気づいた。なんと、とか感心しなくても、公式サイトには”本文40ページ”とちゃんと書いてあるのだけれ…

アイヌネノアンアイヌ(たくさんのふしぎ傑作集) (第55号)

前回「大学生であるならば、”何のために勉強するの?”という問いかけをするはずがない」とは書いた。しかしながら彼自身、勉強していないわけではないし、本を読まないわけでもない。彼の名誉のために投稿の全文を載せておく。 読書はしないといけないの? …

ほらふきおじさんのホントの話(第185号)

伝言ゲームをしたことがあるだろうか? 子供が幼稚園の頃、出し物で伝言ゲームをしたことがあるのだが、ごくごく簡単な言葉さえ、正確には伝わらないのだった。もちろん、幼稚園児の言語能力のせいもあるだろうし、面白くするため、途中わざと改変する大人も…

アリジゴク 百の名前(第78号)

アリジゴク「で」遊んだことはあるだろうか? 子供のころからインドア派だった私でも、父親の田舎に行った時、軒先の砂地で見つけたアリジゴクで遊んだ覚えがある。夫に聞いたら、もちろん遊んだことがあった。そこでもう一つ聞いてみた。「アリジゴク」って…