こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

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ほら、きのこが… (たくさんのふしぎ傑作集)(第127号)

最近めっきり参加しなくなったが、以前よく行っていた里山イベントでは、椎茸の駒打ち体験もやっていた。切り出した間伐材を使っての作業だ。枝打ちをし適当な長さに伐り、作業場所まで運ぶ。木というのは案外重たいもので、短めの丸太でも腕にずっしり来る…

カジカおじさんの川語り (たくさんのふしぎ傑作集) (第170号)

例によってNHKをつけながら朝の用事を済ませていたら、カジカ漁の話をやっていた。 秋を楽しむ 秋の魚 カジカの釣り方とは? | おはよう日本 関東甲信越 | @首都圏 | NHK かつては東京の農山村でも、魚体のみならず卵塊までも食卓にのぼるくらい豊富に獲れ…

ギョレメ村でじゅうたんを織る (たくさんのふしぎ傑作集) (第102号)

じゅうたんを織る?作者は織物作家か何かなのか?絨緞の作り方を勉強するためにトルコに行ったのか?と思われることだろう。しかし新藤悦子氏の本業は、ノンフィクション作家、ファンタジー小説家。つまり物書きだ。 大学生の頃、トルコの田舎町を旅していた…

カモノハシのなぞ(第148号)

夫は趣味で登山を続けているが、プラティパスという給水ボトルを使っている。ちなみに私のは大学時代に買ったまま、懐かしの手付ポリタン2Lだ。 ある日、干してある給水ボトルを見て、プラティパスってどういう意味だろう?描かれている動物みたいなのは何?…

パイロットが見た雲(第147号)

子供が図書館で、分光器をつくろうというイベントに参加してきた。 昨年も近隣大学で、分光器を作って実験する公開講座に参加しているのだが、分光器本体を用意された展開図を使って作るのに苦労していた。今年のはトイレットペーパーの芯を使って作るお手軽…

ここにも、こけが… (たくさんのふしぎ傑作集) (第195号)

子供は木曜夜「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ! 」を見ることを楽しみにしていて、その後の「所さん!大変ですよ」も続けて見ていることが多い。 先日は「村の“お宝”が盗まれた!?不思議なコケ・ブーム」と題し、稀少コケの盗難の話から、コケを…

落ち葉(第200号)

ここ数年、やはり毎年のように参加している公開講座が「子ども樹木博士」。構内の樹木のいくつかについてレクチャーを受けた後、机に並べられた木の一部(おもに葉っぱ)を見て、その名前を当てるという試験形式のものだ。 子供は樹木に詳しくないのだから、…

あけるしめるでるはいる(第129号)

子供が『ひと・どうぶつ行動観察じてん』の月刊誌バージョンを見たがっていたので、図書館で取り寄せてみた。やはり内容は変わらなかったが、「ふしぎ新聞」がなかなか面白かった。 「みみずの学校」では、校腸が冒頭あいさつで、 じつは校腸にも一人、元気…

ひと・どうぶつ行動観察じてん (たくさんのふしぎ傑作集)(第120号)

女性たちのご多分に漏れず、私も痴漢被害に遭ったことがある。いちばん最近は、子供が幼稚園の時。夏休みのイベントに出かけるため、通勤ラッシュにかかるかかからないかくらいの時間に、電車に乗っていたときのことだった。Tシャツにジーンズ、化粧っけも…

クマよ (たくさんのふしぎ傑作集)(第156号)

『クマよ』は『森へ』と比べると、ちょっと落ちるかなあと思うのだ。 しかし、こう感じるのは私だけかもしれない。夫に聞いても『クマよ』の方がずっといいと言うし、自分はどうも感覚がズレているように思う。 2冊を見比べてみて『クマよ』に覚える違和感…

森へ (たくさんのふしぎ傑作集) (第105号)

「父と子のアラスカ~星野道夫 生命(いのち)の旅~」を見た。 これまで父である道夫の本を、ほとんど読んでこなかったという星野翔馬氏。番組の中で彼は、星野道夫を”父親”と呼び続けた。記憶の片隅にもない星野氏を、人前で父、あるいはお父さんと呼ぶこ…

なんだかうれしい(第193号)

先日見た「小さな旅」は、大崎下島だった。大崎下島(大崎上島の方も)は、中国地方に住んでいた当時訪れたことがある。ここはレモンの産地で、段々畑にレモンの木が一面に植えられている。斜面が広がる地形は、海からの照り返しもあり、太陽の光をたっぷり…

大草原のノネコ母さん (たくさんのふしぎ傑作集)(第130号)

今週のお題「ねこ」にちなんで、『大草原のノネコ母さん』を取り上げる。私は子供の頃から大のネコ好きだが、今は転勤暮らしなのでネコを飼えない。替わりに毎年、猫の日めくりカレンダー"365 Cats Page-A-Day Calendar"を買っては、毎日めくって和んでいる…

お姫さまのアリの巣たんけん (たくさんのふしぎ傑作集) (第150号)

ここ3年、毎年のように参加しているのが近隣にある大学の公開講座「身近なアリを知ろう」だ。アリについての講義の後は、先生お手製の吸虫管を使って構内のアリを採集しては顕微鏡を使って同定し、レア度に応じて点数を競うという"アリエンテーリング"の活…

手で食べる?(たくさんのふしぎ傑作集) (第158号)

学生時代、当時は"ただのサークルの先輩"だった今の夫に、昼飯に連れていかれたのが、今は無き高田馬場のインド料理店「マラバール」だった。今でこそ、エスニック料理は家で手作りもするなじみの味であるが、入学したての私にとって、タンドールで焼かれた…

古くて新しい椅子―イタリアの家具のしゅうりの話 (たくさんのふしぎ傑作集)(第143号)

私は一人っ子だが、何でも新しいものを買ってもらえてたかというと、そうでもなかった。 例えば勉強机。これは父が使っていた事務机のお下がりだった。本当に何の変哲もないただの事務机。可愛らしさのかけらもない。椅子にいたっては中古屋で買ったもの。こ…

みらくるミルク (たくさんのふしぎ傑作集)(第131号)

冬休みも終盤戦に入り、宿題の追い込みに余念がない。もっとも追い込むのも、余念がないのもあくまで私の方だけであり、肝心の子供はというと、なんのこっちゃという感じで鳥の本を読み耽っているわけで…。夏休みとまったく代り映えしない光景に加え、またも…

ドイツの黒い森(第153号)

昨日のエントリーでいただいたコメントの、返信で書いたことについて補足すると、「マイナスの面も含めた身近にある自然の姿」というのは、自然自体のマイナス面というより、人間活動の影響で生じたマイナス面、とするべきだったと思い直した。もっと言えば…

ウミガメは広い海をゆく(第174号)

先日、この記事にある、ウミガメ放流会についてのマンガを見た。実は小笠原に行った時、私たちも「ウミガメの放流」イベントを見に行っている。 生後1年くらいのアオウミガメ 海へ向かう様子 このイベントは、マンガでも問題とされている「日中の放流」で、…

絵くんとことばくん (たくさんのふしぎ傑作集)(第181号)

本書の内容は次のように始まる。 ぼくはもう4年生なのにおこづかいが500円だ。 「これは少ない!」とぼくは思う。 で、お母さんに「1000円にして!」といいたいのだが、 口ではとてもかなかわないから、 ポスターをつくって、それをキッチンにはって…

人がねむる 動物がねむる(第178号)

わが家の息子がいちばん口うるさく言われるのは、勉強のことではなく「寝る時間」のことだと思う。「早く寝なさい!」という直接的な言葉から「時間の管理ができてないよ」「せっかく早くご飯にしたのに寝る時間が遅かったら意味ないんだよ」「睡眠不足にな…

電子の虫めがね(第184号)

「電子の虫めがね」とはその名のとおり、電子顕微鏡のことである。虫めがねという言葉は、単なる拡大鏡という意味だけではない。撮影対象が虫であるという、二重の意味がかけられているのだ。しかし、そもそも虫眼鏡とは?虫を見るために作られたものなのか…

わたしが外人だったころ (たくさんのふしぎ傑作集)(第124号)

著者は1938年秋、16歳の時アメリカに留学し、ミドルセックス校を経てハーヴァード大学に入学する。大学入学後3年目に、日本とアメリカの間で戦争が勃発し、FBIから取り調べを受けた後、移民局付属の留置場につながれる。当時卒論作成中だった著者だが、…

かんたんレストラン 世界のおやつ(第122号)

今号は、巻末の「作者のことば」から引くと、 『かんたんレストラン・世界のおやつ』を作るのに、私は10か国の方々にお会いして、おやつのレシピを教わりました。お隣の韓国や中国、ハワイやアフリカ、南アメリカやヨーロッパから来た人たちです。 「あな…

マーシャルの子どもたち-水爆の島(第139号)

本号の最後は、こう結ばれている。 太平洋のまん中の小さな島でおこっていることは、けっしてマーシャルの人びとだけの問題ではありません。核実験や原子力発電所の事故による放射能でくるしんでいる人びとが世界の各地にいます。もしも核戦争や原子力発電所…

アマガエルとくらす (たくさんのふしぎ傑作集)(第168号)

この本は、となり町の子供遊び場に出かけた時、そこの絵本コーナーに置いてあったものだ。暑さの残る秋の日、鉄道高架下の遊び場は、陽射しがさえぎられ、風がほどよく吹き抜けてとても気持ちがよかった。近隣の公園でもいつだったか、絵本を展示していて自…

小さなプランクトンの大きな世界 (たくさんのふしぎ傑作集) (第137号)

数年前、学習塾主催の理科実験教室で「メダカ博士になろう」というイベントがあり、メダカの卵を持って帰ってきたことがあった。イベント自体は楽しんでいた子供だが、メダカに大して興味もないのだから、その後の世話まで気が回るはずもなく、飼育当番はも…

ムクドリの子育て日記 (たくさんのふしぎ傑作集) (第110号)

先週末は○○公園と●●公園と◎◎公園に行って鳥の写真を撮りたい!という子供の要望に応えて、暑いなか、朝早くから自転車に乗って出かける羽目になった。 最初に着いた公園の池は、水辺の鳥たちの観察スポットになっていて、ウォッチャーの皆さんが思い思いの場…

世界一の展覧会(第191号)

この本は、 「美術館の作品を使って、展覧会を自由に考えてつくりましょう」 という実際にあったワークショップを元に作られている。 参加者は学校も別々の子供たち26人。子供たちは4つのグループに分かれ、それぞれ1つずつ展覧会を作る。グループにはリ…

美術館にもぐりこめ!(たくさんのふしぎ傑作集) (第140号)

子供連れで美術館に行くというのは、なかなかハード作業だ。子供にも、私の趣味に付き合わせたことが何度かあるが、どちらにとってもハッピーではなかったように思う。私は鑑賞に集中できないし、子供は早く出たいし…。先日のミュシャ展でも、小さい子供連れ…