こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくの南極越冬記(第250号)

つい先日、南極からハガキが届いた。 昨夏訪れた情報通信研究機構のイベントで「南極ゆうびん」をやっていたので、子供と一緒に自宅宛てに書いてみたのだ。「投函したハガキは船で南極に運ばれ、NICT職員が局長を務める南極昭和基地郵便局の消印が押印されて…

おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり(第299号)

『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』は、後に増補改訂されて『カラクリ江戸あんない』という本として出版された。 月刊誌は、いまいち読みにくいところがあるなあと感じていたが、『カラクリ江戸あんない』は、そこをていねいに描き直し、シーンも付け…

ことばをおぼえたチンパンジー (たくさんのふしぎ傑作集)(第9号)

「ことばをおぼえたチンパンジー」とは、すなわちアイのこと。 「図形文字を使ったことばの勉強」に参加することになった3頭のチンパンジー。なかでも「いちばんかしこい生徒」が、2才半から勉強を始めたアイだ。 本書の最後は、 はじめて会ったときは1才…

恐竜はっくつ記 (たくさんのふしぎ傑作集) (第5号)

小さい頃、恐竜が好きだった。子供ではなく私が、だ。 デパートの恐竜展に連れていってもらったこと、ステゴサウルスの模型を買ってもらったことを今でも覚えている。恐竜図鑑も熱心に読み込んでいた。その後は続かなかったため、知識としては30年前で止ま…

なんだかうれしい(第193号)

先日見た「小さな旅」は、大崎下島だった。 大崎下島(大崎上島も)は、中国地方に住んでいた頃、訪れたことがある。ここはレモンの産地。段々畑にレモンの木が一面に植えられている。斜面が広がる地形は、海からの照り返しもふりそそぐ。太陽の光をたっぷり…

魔女に会った (たくさんのふしぎ傑作集) (第95号)

きょう、子供は魔女に会った。 魔女というより、鬼婆だろうか。もちろん鬼婆とは私のこと。子供の机はリビングにあるが、机の上のみならず机周りは要るもの要らないものがごっちゃになって積み重なっており、目に余ることこの上ない。新学期を前にして、いつ…