2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ミミクリーズの特集が珪藻だった。 「けいそう」 - ミミクリーズ - NHK そこで思い出したのが、この『珪藻美術館』だ。 美術館と題され、きらきらしい画像の表紙を見ると、このような“珪藻アート”が中心の本だと思われるかもしれない。 珪藻美術館 ちいさな…
『9つの森とシファカたち マダガスカルのサルに会いにいく(第415号)』の「作者のことば」には、次のようなことが書かれている。 15年前の『なぞのサル アイアイ』(たくさんのふしぎ傑作集)の最後の頁は、アイアイが食べるラミーの実の小さな芽でした。…
マダガスカルのカメレオンたちが、島のさまざまな場所にわかれて生活しているように、マダガスカルに棲むレムールの仲間、シファカも島のさまざまな森に分かれて暮らしている。 レムール?シファカ?マダガスカルの動物に詳しくない人には聞き慣れない言葉だ…
転校した学校で、ボランティアを始めることになった。子供たちの朝の体調チェック、放課後の消毒作業……ただでさえ忙しい先生方の業務は、さらに負担が増えている。私がお手伝いできるのは微々たるものだが、少しでも負担を軽くできればと思う。 転校前の学校…
人形ってなんで怖いんだろう? 私は人形を好きじゃなくて、ぽぽちゃんみたいなお世話人形も、リカちゃんもバービーも持ってたけど、ときどきめちゃくちゃに破壊したい衝動に駆られることがあった。 父の知人が私へのおみやげに、ウェディングドレスを纏った…
冒頭登場するパンサーカメレオンの色味ときたら、まるで『アレクサンダとぜんまいねずみ』に出てくる “まほうのとかげ”そのものではないか。 本号の「主人公」は、このパンサーカメレオンだ。 19ページまでには、目玉の動きに着目した写真、体色が変わる様子…
『その先どうなるの?(第142号)』の「ふしぎ新聞」に「ナバホの大地へ」という記事があった。 あ、これは『ナバホの人たちに聞く』の取材の話だなと思い当たり、取り寄せて読んでみた。 本書には、さまざまなナバホの人々が登場する。 ・ネズさんと息子の…
甲本ヒロトはかつて、 ドブネズミみたいに美しくなりたい 写真には写らない美しさがあるから と歌ったものだが、どうしてどうして表紙のドブネズミのなんと愛らしいことか。 本号は、東京の繁華街に棲むドブネズミの姿を激写した「写真集」だ。激写というの…
昨年のゴールデンウィーク初日は、谷津干潟に行きたいという子供のリクエストに応え、都心方面へ車を走らせていた。 中央道上りの交通量は通常の土日と比べてちょっと多いかなという程度。一方、下り車線は車、車、車……この地点でこれなら、いったいいつ目的…
先日近隣の山に登っていたら、上空をヘリが飛んでいた。ふもとの駐車場に警察が来ていたので、捜索救難だと思われる。下りてからニュースを見ると、山菜採りに出かけたまま行方が分からない70代の男性が見つかったということ。遺体の回収が行われていたよ…
ダーウィンが来た!を見ていたら、野村哲也氏*1があらわれた! 「南米で目撃!ホタル謎の大乱舞」 - ダーウィンが来た! - NHK で「情報を寄せた日本人写真家」として、取材スタッフと共に撮影に臨んでいた。世界各地を飛び回っている野村氏のこと、ダーウィン…
ふしぎな絵本だ。 まるで卵のかけらのような断片的なお話の数々も、自分を「おじさん」呼びする語り口も。 卵というひとつのテーマで結ばれているものの、マグリットの絵で始まり、ハンプティ・ダンプティ、ぐりとぐら、もちろんイースターも、エッグ・ダン…
これは、サーカスに魅せられた人たちのお話だ。 サーカスといっても本書で紹介されるのは、「ヌーヴォー・シルク」につながる新しい形のサーカス。人のパフォーマンス中心のもので、動物を使った曲芸は一切出てこない。ある夏の日、公演を見た作者はすっかり…