こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

熱帯雨林をいく(第189号)

舞台となるのは、赤道直下のボルネオ島。主役となるのは熱帯雨林に暮らす動植物たちだ。 古い本ながら、内容は驚きの連続だ。 シメコロシ植物と呼ばれる、恐ろしい樹木。 アリノトリデという、アリと共生する植物。 見たことも聞いたこともないような動植物…

日本海のはなし(第410号)

『日本海のはなし』。 いつもながら「たくさんのふしぎ」のタイトルはシンプルすぎる。 知らんで書店や図書館にあったとしたら、私は手に取るだろうか。興味を引くタイトルでなかったとしても、各号欠かさず読む(読みたいと思う)のは、ひとえに「たくさん…

わたしのスカート(第236号)

わたしの村、フアイソン村です。 それどこ? ラオス北部、フアパン県、 サムヌア郡にある村(Houayxon Village)だ。 わたしこと、マイはモン族の少女。車も上がって来られない、山に囲まれた地域に住んでいる。 ラオスには多数を占めるラオ族のほか、50くら…

ハチという虫(第435号)

今年度のラインナップを見て、もちろん楽しみにしていた。 『ぼくが見たハチ(第161号)』で、寄生バチに興味をもった身としては、楽しみにしないわけがない。 期待に違わず、素晴らしい絵本だった。 どのハチもキラキラ輝いている。 ともすれば暗くなりがち…

おじいの海(第230号)

これは、おじいのショートフィルムだ。 表紙はさしずめスチル写真。裏表紙のおじいは、映画スターのようにかっこいい。 モノクロを基調とした映画は、おじいが海にいるときだけ色をもつ。海は人生そのものだから。おじいの人生は、海によって彩られているの…