こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

国語

夜へ行こう(第278号)

夜が好きだ。 就職して一人暮らしをしていた頃、夜を自由に使えるのがうれしくて、都会の夜を過ごすのがうれしくて、あてもなく街をうろついたことがある。都会といっても、そこは学生時代を過ごしたなじみの街。実家暮らしの頃は決して見ることのなかった深…

河童よ、出てこい (たくさんのふしぎ傑作集) (第87号)

カッパといえば思い出すのが、西炯子の『Stayネクスト夏休みカッパと』。 幼なじみ3人(男2・女1)が、カッパ探しに遠野まで出かける……という話だが、3人が住む作品の舞台は、おそらく作者の故郷である鹿児島県。けっこう遠いよなーと、かつて東京から自…

かくれんぼ(第249号)

植田正治の写真に「かくれんぼ」をテーマにした文章を付けた、写真絵本だ。 『生きる(第342号)』はできている詩に、絵を付けたものだったが、こちらは写真を元に、文章を書いたもの。 詩を元に絵を描くというのは、案外難しい作業だと思う。詩からイメージ…

生きる(第342号)

先日子供の授業参観があって、国語の時間は、谷川俊太郎の「どきん」という詩を、班で工夫して音読の方法を決め、それを練習して発表するというものだった。 それぞれの班の様子はさまざまで、役割をすぐ決めて練習に入るところもあれば、なかなか決まらず話…

うたがいのつかいみち (たくさんのふしぎ傑作集)(第104号)

この本の登場人物は二人。ゴフムさんとソルテスさんである。 ゴフムさんは、“うたがいの名人”。みんながあたりまえだと思っていることを、うたがってみせるという。そのうたがいを解いてみせた人にはお金を進呈し、答えに詰まった人からはお金を取るというふ…

方言どこどこ?(第133号)

夫と二人暮らしだった頃、子供に勉強を教える仕事をしていたことがあった。 結婚した直後、夫に転勤の辞令が出たので、勤めていた会社を辞め、生まれ育った関東地方から、まったく土地勘のない西日本方面へ引越すことになった。運転免許がなかったので取得し…

森のおく 湖のほとり ノースウッズを旅して(第330号)

その昔「ナショナル・ジオグラフィック」という雑誌を取っていたことがある。その中でひときわ印象に残る記事があった。 「北の森から 90日の撮影記録」という特集記事。ジム・ブランデンバーグという写真家が書いたものだった。 人里離れたミネソタ州の森の…

みんなでつくる1本の辞書 (たくさんのふしぎ傑作集)(第338号)

「たくさんのふしぎ」は、何ページで構成されているか知っているだろうか? なんと、どの号も40ページで作られているのだ!ずっと読んできて、今さらながら気づいた。なんと、とか感心しなくても、公式サイトには“本文40ページ”とちゃんと書いてあるのだけれ…

アイヌネノアンアイヌ(たくさんのふしぎ傑作集) (第55号)

『本のれきし5000年 (たくさんのふしぎ傑作集)(第56号)』で、「大学生であるならば、“何のために勉強するの?”という問いかけをするはずがない」と書いた。しかしながら彼自身、勉強していないわけではないし、本を読まないわけでもない。彼の名誉のために…

ほらふきおじさんのホントの話(第185号)

伝言ゲームをしたことがあるだろうか? 子供が幼稚園の頃、出し物で伝言ゲームをしたが、ごくごく簡単な言葉さえ、正確には伝わらないことに驚いた。幼稚園児の言語能力のせいもあるだろうし、面白くするため、途中わざと改変する大人もいたかもしれない。 …

アリジゴク 百の名前(第78号)

アリジゴク「で」遊んだことはあるだろうか? 子供のころからインドア派だった私でも、父親の田舎に行った時、軒先の砂地で見つけたアリジゴクで遊んだ覚えがある。夫に聞いたらもちろん遊んだことがあった。そこでもう一つ聞いてみた。「アリジゴク」ってな…