こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

世界の子ども きょうから友だち(第169号)

ぼくは、さまざまな家の写真をとるために、世界じゅうの国に行く。

そして行った先々で、たくさんの子どもたちと出会った。 

著者は、世界各地の家をカメラに収めてきた人だ。「たくさんのふしぎ」でも『世界あちこちゆかいな家めぐり』、『土の家』、『家をかざる』と、家をテーマにいくつも書いている。

家は家だけで存在するものではない。必ず人がいる。子供がいる。『世界の子ども きょうから友だち』は、その子供たちにスポットを当てて編集されたものだ。その数40か国!子供たちの顔、顔、顔!子供たちの写真が所狭しと並べられている。学校でのようす、遊ぶすがた、家族といっしょのところ。泣いて笑って、食べてはたらいて。

小学生向けの「たくさんのふしぎ」だから、子供といっても小学生くらいの写真が中心だ。この年頃というのは、独特な魅力をもっている。年頃といっても数年単位で幅があるし、子供によっても違うけれど。しかし、幼さをたっぷり残した時期から、大人びた顔つきになる頃まで、バラエティに富んだ表情を見せてくれるのは同じだ。この頃にしか見られないといえば、笑顔を見せる白い歯がところどころ欠けていることだろうか。

ぼくが出会った子どもたちは、みんな元気でがんばっているだろうか?

写真を見ながら、よくそう思う。

この本の子供たち、今ごろはみな大人になっていることだろう。このときの自分と、同じ年頃の子がいてもおかしくない年だ。世界じゅうが激震に見舞われたこの1年、子供たちは、ちゃんと学校に通えているだろうか?このときの自分と同じく、友だちと元気に遊んだり、おやつをモリモリ食べたり、笑顔で家族と過ごせているだろうか。