こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

海中を飛ぶ鳥 海鳥たちのくらし(第398号)

 鳥は、人間と同じあたたかい血をもつ恒温動物です。気温に左右されず体温を37〜39度にたもっているため、寒い場所で生きられるものもいます。体温をたもつために、体の中で脂肪をもやしつづけています。脂肪のもとは食べものなので、鳥は生きるために食べつづけなければなりません。

生きるために食べつづけなければならない……確かに、渡り鳥たちの「渡り」の理由の一つは食糧の確保だ。

海鳥は海から食べものをとっている。ひろ〜い海、どっからでもエサはとれるんじゃね?

いやいや。広いったってエサがいる場所は決まってる。しかも相手がいるのは海の中。海中では向こうが上手なのだ。悪天候で海が荒れでもしたら、食べものを探すどころじゃない。

そう考えると、海鳥が食べものをえるのは、かんたんなことではありません。

『海中を飛ぶ鳥  海鳥たちのくらし』は、そんな海鳥たちの、海の食べものを得るための苦労や工夫を解説した絵本だ。

 

最初に登場するのはカモメオオセグロカモメだ。

カモメのなかまの食べものは、小魚や動物プランクトン。海上を飛び回りながら水面の食べものを探している。エサを見つけたら「羽ばたき飛翔」をしながら、水面についばみにいく。潜ったとしても1メートルがせいぜいだ。遊覧船などに乗ると、観光客が投げるお菓子目当てにカモメがまとわりついてくることがある。これを知れば、海面しか狙えないカモメが、給餌器のごとく飛んでくるエサにガッつくのもわかる。

 

次に登場するのはアホウドリ

アホウドリは「滑空飛行」の名人だ。一度も羽ばたかずに数千キロもの距離を滑空することができる。アホウドリの体型は、まさに滑空するために生まれてきたといっても過言ではない。風をうまく利用し、これほどまで長い距離を滑空する理由もただ一つ。食べものを探すためだ。アホウドリもカモメと同じく潜れない。大海原に浮かぶ小さな食べものを探すには、それだけ足(翼)で稼がなければならないのだ。

10〜11ページいっぱいに載る滑空の様子は、むちゃくちゃかっこいい。「作者のことば」から推測するに、おそらくニュージーランドアホウドリだろう。それにしても、どこの誰が阿呆とか馬鹿とか名付けたのか。陸上ではともかく、彼らの飛ぶ様子を見たら、誰もアホバカ呼ばわりできないはずだ。

 

続いてはミズナギドリ。ハシボソミズナギドリの例が挙がっている。

ミズナギドリは「滑空」と「羽ばたき」両方を駆使することができる。おまけに先のカモメやアホウドリと違って潜ることもできるのだ。彼らは深さ20メートルくらいまで潜ることができる。好物のオキアミを追って、片道12,000キロメートルもの大移動をこなすのだ*1

ここで入る説明が、潜れる鳥と潜れない鳥との、体の仕組みの違い。

16ページには「潜れないアホウドリ」、17ページには「潜れるウミウ」で、それぞれ見比べられるようになっている。どういう違いがあるのかは本文をお読みいただきたい。

 

次はウミスズメのなかまについて。彼らは「羽ばたき潜水」を駆使し、より深くまで潜ることができる。ハシブトウミガラスに至っては深さ136メートルにも達する。彼らの翼が身体の割に小さめなのは、海中を飛ぶように・・・・・・・・深くまで潜水するためだ。その代償に、空を飛ぶときにはより多くの羽ばたきを必要とする。

「羽ばたき潜水するケイマフリ(ウミスズメのなかま、合成写真)」ならびに「羽ばたき飛翔するケイマフリ」は、ケイマフリの国内最大の繁殖地、天売島で長年観察を続けてきた作者ならではの写真だ。

 

最後に紹介される海鳥はというと……想像はつくはずなので、ここで明かすことはしない。

本号がユニークなのは、各海鳥たちの「翼を広げたかたち」と「海上と海中での活動範囲」について、ちょっとした図解がつけられていること。ひととおり読み通した後、あらためて図解を見比べながら読み直すのも面白い。

ここまで書いてきて思ったが「海鳥」に特化した本というのは意外にないものだ。まして子供向けは皆無といってよい。昆虫ならトンボだけとかチョウだけの本とかあるのに。まあ昆虫とは種類のスケールが違うし、(カモメ類を除き)身近な生きものでもない。簡単に観察できない、詳しいことを知る機会がないからこその「たくさんのふしぎ」なのだ。

 

後半は、19世紀に絶滅を余儀なくされたオオウミガラス(この鳥が「最後に紹介される海鳥」のヒント)*2の話を枕に、海鳥たちの繁殖についてのトピックが続いている。

 このように海鳥たちは、海と陸というまったく違う環境ですごさなければなりません。オオウミガラスのように、海に適した体になればなるほど、陸では動作がぎこちなくなります。苦手とする陸で、生きものにとって最も大事な繁殖を、海鳥はどうのりきっているのでしょうか。

紹介されるのは、おもにウミスズメのなかまの海鳥たちだ。ウミガラスウミスズメ、ウトウにニシツノメドリ。みんなお魚を口にくわえ、お腹を空かせたヒナたちに運ぶ、運ぶ、運ぶ!26ページから先は、子育てに奮闘する海鳥たちの写真が満載。それもこれも天売島で長年暮らす、寺沢さんにしか撮れない素晴らしいものばかりだ。なんせ天売は春から夏にかけ、8種類100万羽が過ごす『海鳥の島(第72号)』なのだ。

同じウミスズメのなかまでも、巣を作る場所が違ったり、エサの種類や大きさが違ったり、ヒナを育てる場所が違ったり。それぞれ工夫を凝らして繁殖をおこなっていることがよくわかる。工夫を凝らしても、ときに乗り越えられないことがある自然の厳しさも。

 海鳥は、世界じゅうの海でくらしています。波が打ちよせる浜辺から、はるかかなたの外洋まで、多くのタイプの海鳥がそこでのくらしに適応してきました。

 一組の翼で空、海、陸というまったく別な世界を、そして私たちが知らない風景の中を冒険者のように生きつづける海鳥たちは、なんてすてきな生きものなのでしょう。

ここからは、寺沢さんの写真集2冊をご紹介したい。

1冊目は『ケイマフリ Spectacled Guillemot —天売島の紅い妖精』。

まず表紙の写真、足の鮮やかな紅が映える写真は、ケイマフリそのものを体現している。ケイマフリの名は、アイヌが呼んだ“ケマ・フレ(足・赤い)”からきているからだ。紅いのは足だけではない。口のなかも同じ色で彩られている。副題「天売島の紅い妖精」の名にふさわしい愛らしさだ。

印象的なのは、つがいの二羽が繁殖に向け絆を深める様子。ケイマフリの紅が美しく輝くのは、繁殖期だけなのだ。求愛のシーンも、そっと寄り添う様子も、岩場と水面で呼び合うさまも、深い愛情が伝わってくる。単に本能による行動なのだとしても、それを超えたなにかを見出したくなってくる。

24〜25ページ、26〜27ページの水の表現も絶品だ。その場にいるかのような臨場感がある。ケイマフリにまとわりつく水の動きを鮮明にとらえていて、とても静止画を見ているとは思えない。

『海中を飛ぶ鳥  海鳥たちのくらし』にある「羽ばたき潜水」の様子も、もちろんある。「魚の重さが飛行の負担になっても、ヒナの成長に適した魚を選んで捕る」というところも『海中を飛ぶ鳥』で説明されていたのと同じだ。

飛びながらエサを運んでいくシーンもあるが、どれも最高だ。イカナゴをとらえて海から上がる瞬間も、ウミネコに追われ必死で逃げる様子も。『海中を飛ぶ鳥』で書かれたように、ウミネコはカモメのなかまだから潜れない。潜ってエサをとれるケイマフリに横取り戦法を仕掛けているのだ。

なかでも素晴らしいのが36〜37ページの1枚。日の光を受け飛んでいく一羽。広げた翼も、口元から下がるイカナゴさえも輝いて、神々しささえ感じるほど。

水面を駆ける様子も、余すところなく写し出されている。水面上の視点で、躍動感あふれる動きをいっぱいに表現したものもいいが、何よりグッときたのはそれを上空から見下ろした写真だ。64〜65ページ、青く広がる海原に小さく写る二羽のケイマフリ。並んで水面を駆け抜けている。一羽は飛び立ったばかり、もう一羽はまさに飛び立とうとする瞬間だ。二羽の後ろには、駆け抜けた後の白い飛沫が点々と続いている。

惜しむらくは、あまりに素晴らしすぎて、この写真集だけで満足してしまえること。またケイマフリに会いに行きたいという気持ちは変わらないけれど、写真の臨場感がありすぎて、実際に見たときのガッカリ感が怖くなってしまいそうだ。

寺沢さんが彼らを見たときと同じく、この写真集を見た一瞬で、ケイマフリに心を奪われること間違いなしである。

黒、白、紅の単純な組み合わせなのに、これほど上品で美しい鳥をほかに知らない(『ケイマフリ』20ページより)

もう1冊は『火山と生きる海鳥 千島列島探検記』。

『ケイマフリ』の主人公は、あくまでケイマフリだった。豊かな手売の自然も、いうなれば彼らの魅力を引き立てる背景にしかすぎない。自然に焦点を合わせたシーンはひかえめ、代わりに個々のケイマフリの魅力が存分に引き出されている。

一方『火山と生きる海鳥』の主役は、海鳥であり、千島の自然でもある。なかに写し出された海鳥は、ほとんどが群れだ。千島の厳しい自然に立ち向かうためには「群れの力」が必要なのだ。

目を奪ったのは、

出入り口のような山の切れ間から、筋となって入ってくる鳥たちの群飛だ。

そうとう巨大な群れで、太さや形を変えながら

ときには竜のごとく化け物のように押し寄せてくる。

見ている人たちの頭上をかすめていくのだから、その迫力は衝撃だった。

(『火山と生きる海鳥』3ページより)

ウシシル島では、エトロフウミスズメの群れ。そして寺沢さん念願のシラヒゲウミスズメの群れや、婚活パーティの様子にも遭遇する。水面を、空を、湾内を埋め尽くす鳥たちの群れは、一羽一羽は小さいのに迫力満点だ。崖に、岩棚に、陣取るはハシブトウミガラス、そしてミツユビカモメ。みな生き生きと島でのくらしを営んでいる。

次に向かうライコケ島では、大噴火という一報がもたらされる。実に95年ぶりのことだ。そもそもライコケとは、アイヌの言葉で「地獄の穴」を意味する「ライ・コツ・ケ」なのだ。ウシシル島で生命の輝きを味わったのと一変、海鳥たちの無惨な姿を目の当たりにすることになる。海面に浮かんだ一羽のシラヒゲウミスズメ。白い飾り羽はしおれ、目も開かず、衰弱しきった姿をさらしていた。灰が積もった岩棚には、ハシブトウミガラスが身を寄せ合って避難している。そんな絶望のなかでも、生き延びた海鳥たちは、繁殖への希望をもってたくましく命をつなごうとしているのだ。

そんな未来の姿を見せてくれるのが、チリンコタン島。こちらも2016年〜2017年までやや大規模な噴火に見舞われていた。目に飛び込んできたのは、エトロフウミスズメの乱舞。噴火の影響で地肌がむき出しになった崖では、ハシブトウミガラスが繁殖に励んでいる。エトロフウミスズメも負けじと、崩落した岩石の隙間を利用し巣作りを開始している。

海鳥は、生涯をとおして、同じ場所で繁殖しようとするこだわりがある。

たとえ噴火の影響を受けても、自分の縄張りの環境回復を待って、根ざす島で子孫をつないできたのかもしれない。

(同69ページより)

厳しい自然に立ち向かわなければならないのは、人間も一緒だ。クルーズの始まりから、巨大低気圧に巻き込まれ、途中の湾内で二日間もの停滞を余儀なくされている。

千島の海は恐ろしい牙と、包み込むような優しさの両方を

きちんと私たちに見せてくれた。

(同71ページより)

最後の方には「千島列島で観察された主な海鳥や海獣類」ということで、2017年〜2019年にかけての7回のクルーズで観察された海洋生物が紹介されている(文・写真は吉成才丈氏)。中にはなんとシジュウカラガンの姿も。日本でのシジュウカラガン復活に向けての放鳥事業(『からだの中の時計(第440号)』)は、千島のエカルマ島でおこなわれてきたからだ。クルーズの中では、2018年にエカルマ島付近の海上を飛ぶ群れが、2019年には島沿岸の上空を飛ぶ姿が確認されたという。


火山と生きる海鳥 千島列島探検記

火山と生きる海鳥 千島列島探検記

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「厳しい自然に立ち向う」というほどではないが、離島への旅は欠航の無情と隣り合わせだ。

日本海のはなし(第410号)』では、鳥屋のおじさんが欠航で欠勤した話を紹介したが、私たちが2018年GWに天売島に向かったときも、欠航の恐れと直面することになった。旅の準備を進めていた1週間前までの予報に反し、直前の予報はかなりの荒れ模様。

宿からも「キャンセルするお客様もいらっしゃいますが、どうされます?」との連絡が。電話をいただいた日、午前中の航路は欠航。旅行当日も船が出ない可能性があるのだ。どうする?と子供に聞くと、欠航になったら羽幌で鳥を見ればいいんだよ、と楽観的なお答え。船の欠航、悪天候での鳥見という最悪の事態を想定して、羽田へと向かうことになった。

札幌からは沿岸バス「特急はぼろ号」で羽幌まで。車窓からオジロワシを発見してはしゃぐ子供が気にかかったのか、老夫婦に話しかけられる。こんな時期に羽幌に旅行する家族づれなど珍しいからだろう。目的地の羽幌ターミナルに着いてからも、どこ泊まるの?あそこならここからこう行って……と親切に教えてくださった。泊まったところ(山崎旅館)も、アットホームないい宿、夕食には海の幸やら焼尻島名物の羊の焼肉やらをいただくことができた。

翌朝、肝心のフェリーはというと……なんとか出航が決まり無事天売へ出発!

宿(島)の人でさえ、船出ないかも?というほどだったのに、つくづくツイてる奴だ。ちなみに夏期観光シーズンならほとんど欠航はないので、行かれる人は安心して計画を立ててほしい。船中ではすぐ寝っ転がって休んでしまう母親を尻目に、子供は航路でも鳥見に余念がない。こいつは幼い頃から乗り物酔いとは無縁の男だ。短時間の航行なら、席をあたためることなく甲板に出ずっぱりになる。

天売は海鳥だけでなく野鳥の楽園でもある。宿のすぐそこの海にはシノリガモ、部屋の窓からも見えるくらいだ。鳥見には最高の宿、オロロン荘という名前も最高ではないか。予報で予想していたより天気は悪くない。(船が出るかもわからない中、本当はキャンセルしてほしかったかもしれないが)来られてよかったねえと宿の方も歓迎してくださった。海の幸がならんだご飯もおいしくて、居心地のよい宿だった。

 

天売に行ったら絶対参加すべきなのが「ウトウ帰巣ナイトガイド」。「ウトウミニブック」付きだ。手元にある、その「ウトウ物語(2018年4月20日初版発行)」は、もちろん寺沢さんが書いたもの。裏表紙には、本号『海中を飛ぶ鳥  海鳥たちのくらし』や、先に紹介した『ケイマフリ』も参考図書として上がっている。

そのミニブックから「ウトウクイズ」を紹介しよう。

Q1.10m四方に巣穴の数はどれくらいだと思う?

Q3.今まで最高何匹の魚をくわえてきたでしょうか?

正解は……ぜひナイトガイドに参加して、ミニブックに当たってみてほしい。思ったよりすごい数に驚くこと請け合いである。

 

ちなみに……天売にいるあいだ、珍鳥チャバラアカゲラが出た、という情報が飛び交った。さっそく現地に急行してしばらく待ってみたが、私たちは残念ながら見ることはできなかった。

天売にチャバラアカゲラ - SuemeSublog

第193号に掲載された野鳥写真 | 北海道野鳥愛護会(スクロール下方「チャバラアカゲラ、天売にて」)

 

フェリーターミナルでは、羽幌沿海フェリー株式会社発行の「天売島・海鳥の図鑑 焼尻島・花木の図鑑」を手に入れることができる。

20ページ平成28年9月版)には、「知っておきたい海鳥クイズ!」が。

Q1 海鳥とは…

(1)海水を飲むことができる鳥のこと。

(2)少なくとも海から食べ物を得ている鳥のこと。

(3)海で見られる鳥のこと。

正解は(2)だ。

記事最初でも「海鳥は海から食べものをとっている」と書いた。『海中を飛ぶ鳥  海鳥たちのくらし』でも、取り上げられるのはあくまでこの定義の「海鳥」なのだ。だから、

※ この本では淡水の湖や沼などでもくらすカイツブリ、カモ、アビなどは海鳥からのぞきます。

との注が付けられている。

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天売の虹(白い点々は海鳥)&ウミネコたち

なんかまあこんな、大した写真も撮れなくて、天売の魅力を伝えきれていないような気がするので、最後にまた寺沢さんの写真集を紹介する。『BIRD ISLAND TEURI』だ。

当たり前ながら、天売のプロモーションビデオもかくやという素晴らしい写真集だ。動画を見るがごとく、動きが目に浮かぶような写真の数々。横長のやや大判で作られていることもあり、圧倒的なパワーでぐわ〜っと迫ってくる。ともすればラッセンか!?とか思ってしまいそうな、非現実的で鮮やかな色彩の写真もある。しつこいようだが、天売の魅力を知り尽くした寺沢さんならではの本だ。

『海中を飛ぶ鳥  海鳥たちのくらし』18ページの「羽ばたき潜水するケイマフリ(ウミスズメのなかま、合成写真)」と同じ写真があるが、大きめなのでよりわかりやすく見ることができる。

海鳥たちだけではなく、陸上の鳥やアザラシなどの写真もある。時間ごとに季節ごとにうつろう景色の数々も、ため息が出るほど美しい。生きものたちの姿も、天売の自然という舞台装置あってこそ、その魅力が引き出されるものだなあとあらためて思った。いちばん印象に残ったのは、実は動物ではなく、チシマエンレイソウの群落の写真。見開きいっぱいに、朝日を浴びる白い花々が広がっている。柔らかい日に照らされた緑は、北海道の短い春夏を目一杯満喫しているかようだ。

また天売に行きたいなあ。

BIRD ISLAND TEURI

*1:こう見ると、ハシボソミズナギドリのくらしはいいことずくめのようだが、長旅ゆえに巣立ち雛の大量死という過酷な“自然現象”も引き起こされている(『浜辺のたからさがし(第97号)』)

ハシボソミズナギドリのストランディング現象|山階鳥類研究所

*2:世界のはての少年』という小説は、このオオウミガラスがキーとなる物語だ。表紙を見ればわかるが、そのほかにもさまざまな海鳥が登場する。