こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ほっぺたおちた(第207号)

芋臭い、芋を引く、イモい、イモる、芋づる式…… ホントにイモの匂いがしてるわけじゃないし、 ホントにイモを引っ張ってるわけじゃない。 イモで形容詞?イモが動詞に? 芋づるの方法って? 今週のお題「いも」にちなんで、イモにまつわる言葉を集めてみたが…

夢の庭づくり(第255号)

先日見た「小さな旅」は、北海道で庭づくりに勤しむ人たちの話だった。 NHKオンデマンド | 小さな旅 「わたしの花たち~北海道 ガーデン街道~」 北海道という土地は、庭を造りたくなるようなロケーションなのだろうか?北海道ガーデン街道のほかにも、各地…

キタキツネのおとうさん (たくさんのふしぎ傑作集)(第289号)

『キタキツネのおかあさん (たくさんのふしぎ傑作集) (第304号)』 より一足先、およそ1年前に書かれたのがこの『キタキツネのおとうさん』だ。 『おかあさん』では、 雌ギツネがこんなにいそがしくしているのに、雄ギツネは楽でのんきな毎日をおくってい…

カリブーをさがす旅(第347号)

生きものの“群れ”というのは、なにかこう感情をかき立てるものがあるらしい。 昨年冬、宮城県は伊豆沼にガンの飛び立ちを見に行ったのだが、夜明け前の薄暗い中、大音量で鳴き交わす声たるや、どれだけの数がいるのだろうと空恐ろしくなるほどだった。しかし…

光の正体(第427号)

What is Light? 光ってなに? これまた根源的な問いが出てきたぞ。子供に聞かれてパッとスマートに説明できる人はかっこいいなあと思う。えーっ何かなー?んー……と詰まってしまう、「かっこよくない」私にうってつけなのがこの『光の正体』だ。 「私たちが見…

ライオンタマリンの森(第155号)

先日の「ダーウィンが来た!」は、ゴールデンライオンタマリンだった。 「黄金のサル とびっきりの仲良し家族」 - ダーウィンが来た! - NHK 子猫ほどの大きさなのに、びょんびょん跳びまくって虫を捕まえる、すごいサルだ。助走なしで体長の10倍ものジャン…

種採り物語(第233号)

『種採り物語』の種は、野菜の種だ。ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ネギ。菜っ葉にトマト、キュウリ、カボチャ、ジャガイモ。みんなスーパーでフツーに見かける野菜だけど、種など見たことがない。カボチャはあるか。トマト、キュウリの種は口に入るだけだ。 …

キタキツネのおかあさん (たくさんのふしぎ傑作集) (第304号)

「里帰りですか」、私は声をかけていました。 声をかけられたのは若い2匹のメスギツネ。娘っこのキタキツネたちだ。里帰りというのは8月の中ごろ、母から巣穴を追い出されたのにちょくちょく帰ってきて、9月の終わりにはまた母元で暮らすようになったから…

ジプシーの少女と友だちになった(第119号)

著者はひょんなことから、ジプシー家族のもとで居候生活することになる。フランスはニームという街で、迷子の少女ロメディオと知り合いになったからだ。ロメディオを、彼女が暮らすキャンプまで送り届けたあと、そのまま居ついてしまう?のだ。 ニームに来た…

きになる みがなる(第115号)

面白いタイトルだ。 「木に生る 実が生る」でもいいし、「気になる 実がなる」でもいい。「木に生る 実が鳴る」を当ててもいいかもしれない。 主役は、木であり実でもある。芽吹きから、実が育ち葉を落とす時期まで、1本のリンゴの変化をひたすら見つめつづ…

じいちゃんの自然教室(第209号)

『ぼくの島(第138号)』で紹介した『おじいちゃんの小さかったとき』は、おじいちゃんが孫にむかし語りをするおはなしだった。むかし話を聞くのもいいけれど、おじいちゃんと一緒に遊べたらもっと楽しいのではないだろうか。自然のフィールドの遊びなら、な…