こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

いろ いろ いろ いろ(第203号)

今回のクリスマスプレゼントは、160色の色鉛筆だった。子供のリクエストだ。箱の中からつぎつぎセットが出てくるのに、えーまだ下にあるよ!と驚く様子が面白かった。 わたしも子供のころ、多色セット欲しかった。ずらっと並んだ色鉛筆。色を見るだけでも…

知床 わたしの動物カレンダー(第262号)

今朝は気温が氷点下23度、この冬いちばんの寒さです。寒さで顔がヒリヒリします。でも天気は快晴、じっとしているのがもったいないので、板の裏に滑りどめのついたスキーをはいて、森の散歩に出かけることにしました。私はこの季節こそ、森歩きがもっとも楽…

ガリヴァーがやってきた小さな小さな島(第223号)

『小さな卵の大きな宇宙(第166号)』もそうだったが、『ガリヴァーがやってきた小さな小さな島』もなかなかに不思議な本だ。なんせ語り手は、あのガリヴァー旅行記の主人公、レミュエル・ガリヴァーなのだから。 ガリヴァーが何を語るというのか? 小さな小…

ウミショウブの花(第341号)

ウミショウブってなんだろう?初めて聞く名前だ。 それもそのはず、日本では沖縄県の西表島および石垣島と、その周囲海域でしか見られない植物なのだ。生息域は熱帯・亜熱帯の海、インド洋から太平洋西部。分布の北限が西表や石垣というのだから、滅多に見ら…

みんな知ってる? 会社のしごと(第431号)

出る前から思っていたのは、「たくさんのふしぎ」らしくない号だなあということ。 会社や仕事についての児童向け書籍など、世にうなるほどあるからだ。 極め付けは内容紹介の文。 子どものみなさん、よく聞いてください。あなたが学校にいる間、「会社で働く…

石の中のうずまき アンモナイト (たくさんのふしぎ傑作集)(第208号)

アンモナイトは古来から人びとを魅了してきた。 本書によると、昔のヨーロッパの人々は「ヘビが石になったもの」と考え、インドやネパールでは「ヴィシュヌが姿をかえたもの」とされ、そして古代エジプトでは「アモン・ラーの角が石になったもの」と考えられ…

コーヒーを飲んで学校を建てよう キリマンジャロとルカニ村(第339号)

私は「たくさんのふしぎ」を読むときに、奥付に書かれた英題も見ることにしている。見るのは読んだ後。読む前に見てしまうと“ネタバレ”することがあるからだ。日本語タイトルではどんな内容かわからなくても、英題はそのものズバリを表していることがある。 …

雪虫(第344号)

『手紙で友だち 北と南 (たくさんのふしぎ傑作集)(第60号)』の29ページ、10月15日の通信には、雪虫のことが出てきている。 ゆきむし、見ました。ゆきむしは白いわたのようなものをつけてるむしです。わたしは、ゆきむしをつかまえてみました。もうすこ…