こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

石ころ 地球のかけら (たくさんのふしぎ傑作集)(第77号)

今住んでいる市では「水辺の楽校」というイベントを開催している。 市内を流れる川で川遊びしたり、自然観察をしたり。身近な自然に親しむ活動だ。1年生のときから参加しているが、イベントによっては抽選に外れることもある人気ぶりだ。 中でも「石ころウ…

ミクロの世界 (たくさんのふしぎ傑作集)(第81号)

昨冬の、子供のクリスマスプレゼントは双眼鏡だった。 夏に谷津干潟に行ったときに借りたのと同じもの。レンジャーの方もおすすめしてくださっていた。小学生へのプレゼントとしては分不相応*1かなあとも思ったが、直後からさっそく活躍中。鳥見に熱中するあ…

手で食べる?(たくさんのふしぎ傑作集) (第158号)

学生時代、“ただのサークルの先輩”だった今の夫に、昼飯に連れていかれたのが、今は無き高田馬場のインド料理店「マラバール」。今でこそ、エスニック料理は家で手作りもするなじみの味だが、入学したての私にとって、タンドールで焼かれたナンもスパイスの…

好奇心の部屋 デロール (たくさんのふしぎ傑作集) (第225号)

『モグラの生活 (たくさんのふしぎ傑作集)(第267号)』でいろいろ調べていて行き当たったのが「モグラ博士」のお話。 印象的だったのが、さまざまな動物たちの標本を、地道に収集することの大切さだった。先日参加したここのイベントでも、野外利用指導員の…

モグラの生活 (たくさんのふしぎ傑作集)(第267号)

表紙タイトルの「モグラの生活」、よく見ると“グ”の濁点がもぐらを模していてとても可愛らしい。 身近にいながら、これほど姿を見ない動物もないだろう。近所の河原の土手や近隣大学の構内などでモグラ塚は見かけるけれど、モグラ自体を見るのは皆無だ。どん…

古くて新しい椅子―イタリアの家具のしゅうりの話 (たくさんのふしぎ傑作集)(第143号)

私は一人っ子だ。何でも新しいものを買ってもらえてたかというと、そうでもなかった。 例えば勉強机。これは父が使っていた事務机のお下がりだった。何の変哲もないただの事務机。可愛らしさのかけらもない。椅子にいたっては中古屋で買ったもの。これまた、…

地蔵さまと私(第394号)

本号の著者、田沼武能氏は、ライフワークとして日本や世界各地の子どもたちの写真を撮り続けている。その原点となるのが、 私がお地蔵さまを意識するようになったのは、本誌冒頭にも書いているが、1945年の東京大空襲の翌朝に防火用水槽の中で焼死していた子…

みらくるミルク (たくさんのふしぎ傑作集)(第131号)

冬休みも終盤戦に入り、宿題の追い込みに余念がない。もっとも追い込むのも、余念がないのもあくまで私の方だけ。肝心の子供はというと、なんのこっちゃという感じで鳥の本を読み耽っているわけで……。夏休みとまったく代り映えしない光景に加え、またもやド…