2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
布クロスの上にかかるフォトフレーム。写真にうつるのは緑。木漏れ日が落ち込む地面には、道がついている。魁夷の《道》のように、画面の真ん中をつらぬいているが、様相はまるで違う。 飾り気のない表紙。あまりに簡素なため、フォトフレームの作る影さえ装…
たくさんのふしぎには、勝手に「…シリーズ」と呼んでいるものがある。 『ほら、きのこが… (たくさんのふしぎ傑作集)(第127号)』 『ここにも、こけが… (たくさんのふしぎ傑作集) (第195号)』 と、この『どこでも花が……』の3冊だ。 どれも身近な、だれで…
“エジプトはナイルのたまもの” 世界史を勉強すれば当たり前のように聞く言葉だ。エジプト文明が栄えたのはナイル川のおかげ、みたいな意味でとらえていたように思う。ヘロドトスの『歴史』からひっぱってこられたものだけど、実はそういう意図で書かれたので…
大きな地震があった。 こんな規模の地震は初めてだ。とりあえずという感じの対策はしていたけど、食器棚が倒れてなかの物がだいぶ割れてしまった。 先の震災は鹿児島にいたし、その前も比較的地震の少ない地域にいた。東京含め関東で暮らしていた頃も、さい…
引力、重力、遠心力。 その意味や理解はともかく、ふだん当たり前のように使っている言葉だ。 だれが“創った”か知っているだろうか?これらの言葉を発明したのは、誰あろう阿蘭陀通詞だ(『ガリヴァーがやってきた小さな小さな島(第223号)』)。 中野柳圃…
ご存知だろうか? しばらく前から、たくさんのふしぎのうち4冊が、無料公開されているのだ。 期間限定なので、いつ終了するかわからない。今のうちにぜひ見てみてほしい。ただし、スマートフォンではなく、パソコンやタブレットで見ることを強くおすすめす…
『つばさをもった恐竜族』……ふんふん、鳥のご先祖の話ですよね?だったら『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』をいっしょに読んでみたら捗るんじゃね? と思って、川上先生の本を読み始めたところ。 初っ端、恐竜の分類でつまずく。鳥盤類?竜盤類って?角竜類だ…