こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どうくつをたんけんする (たくさんのふしぎ傑作集) (第7号)

転勤で山口県に住んでいたとき、親や友人たちを必ずといっていいほど案内していたのが秋吉台。社会の教科書でおなじみの場所だが、案外行ったことのない人が多い。私自身、山口に来て初めて訪れたくらいだ。 『どうくつをたんけんする』の舞台も秋吉台。 主…

10才のとき (たくさんのふしぎ傑作集) (第73号)

福永祐一がダービージョッキーになった。 ウィニングランの馬上で涙をこらえる様子を見て、そういえばこの人も偉大な父の栄光に影響を受けざるを得ない人だったなあと思い出した。勝利ジョッキーインタビューで、お父さんにいい報告ができますね、みたいなこ…

クマよ (たくさんのふしぎ傑作集)(第156号)

『クマよ』は『森へ』と比べると、ちょっと落ちるかなあと思うのだ。 こう感じるのは私だけかもしれない。夫に聞いても『クマよ』の方がずっといいと言うし、どうも感覚がズレているように思う。 2冊を見比べて『クマよ』に覚える違和感を考えてみた。気づ…

飛びたかった人たち(たくさんのふしぎ傑作集) (第66号)

鳥は飛べる形 空を飛べる形僕らは空を飛べない形 ダラダラ歩く形 ダビンチのひらめきとライト兄弟の勇気で僕らは空を飛ばないかわり月にロケットを飛ばす ー↑ THE HIGH-LOWS ↓「バームクーヘン 」アルバム『バームクーヘン』より 「空を飛べない形」であるに…

ウミウシ (たくさんのふしぎ傑作集) (第221号)

夫が「まだ夫ではなかった」時、一緒に、どこだったかの海に遊びに出かけたことがある。 砂浜で砂を掘って遊んだり、箱メガネを使って生きものを観察したり。夏休みの小学生みたいなことをしていた。磯にはアメフラシがたくさんいて、触ると紫の液を吐き出す…

森へ (たくさんのふしぎ傑作集) (第105号)

「父と子のアラスカ~星野道夫 生命(いのち)の旅」を見た。 テレビ番組情報 「父と子のアラスカ~星野道夫 生命(いのち)の旅」(再放送) | 星野道夫事務所公式サイト これまで道夫の本を、ほとんど読んでこなかったという星野翔馬氏。番組の中で彼は、星…

おしっこの研究 (たくさんのふしぎ傑作集) (第14号)

いまから「おしっこの研究」というのをやります。 おしっこというのは、小便とか尿とかいう、あのおしっこのことです。研究というのは、ものをしらべて考えて、もうこれ以上先のないところまでしろうということです。 作者は柳生弦一郎。 からだに関する絵本…

庭にできたウサギの国 (たくさんのふしぎ傑作集) (第4号)

著者は河合雅雄。別に草山万兎というペンネームをもっている。 「たくさんのふしぎ」でも、草山万兎名義で 『昆虫少年の夢 オオムラサキ舞う森(第302号)』 『野生動物の反乱(第313号)』 を手がけている。 「ふしぎ」の一冊目がウサギ、ペンネームにもウ…

ぐにゃぐにゃ世界の冒険 (たくさんのふしぎ傑作集)(第32号)

私たち夫婦は、キセルというバンドのファンだ。かれこれ10年以上になるだろうか。地方に住んでいた頃はライブに行ける機会も少なかったが、今は都合がつく限り参加している。そしてなぜか、大人だけでゆっくり楽しみたいのはやまやまなのだが……毎回子供と…