こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

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分類ごっこ(第52号)

ちょっと前から子供のブームは、“生物分類”である。 ねーねーアリって何の仲間か知ってるー?ハチ目、つまりハチの仲間なんだよーとか、イロハモミジって前はカエデ科だったけど、今はムクロジ科なんだよーとか。 図鑑を読み込んでは教えてくれるのだが、家…

バッタのオリンピック (たくさんのふしぎ傑作集)(第6号)

ふだん「たくさんのふしぎ」を選ぶのは私だ。 子供の興味や季節に合わせて購入したり、図書館で借りたりする。 『バッタのオリンピック』は、珍しく子供自身で学校から借りてきたものだ。それまで息子の頭は鉄分でできていたので、ムシには興味がないものと…

宇宙のつくりかた(第91号)

ものを知らないというのは、子供の最大の強みだと思う。 なまじいい加減に、理科系教科を勉強した大人としては、素粒子だの重力係数だのいう言葉が出てくるだけで、へなへなへな〜と力が抜けていくような気がするのだが、その点、何の先入観もなしに突入でき…

アイヌネノアンアイヌ(たくさんのふしぎ傑作集) (第55号)

『本のれきし5000年 (たくさんのふしぎ傑作集)(第56号)』で、「大学生であるならば、“何のために勉強するの?”という問いかけをするはずがない」と書いた。 しかしながら彼自身、勉強してないわけではないし、本を読まないわけでもない。彼の名誉のために…

本のれきし5000年 (たくさんのふしぎ傑作集)(第56号)

読書離れを子供の問題にしてはいけないと思う - スズコ、考える。 この記事の元になった新聞の読者投稿は、私もリアルタイムで読んでいる。 “読書をしなければいけない確固たる理由があるならば教えて頂きたい” と問う彼に、答える言葉を持ち得ているだろう…

鬼が出た (たくさんのふしぎ傑作集)(第23号)

子供が4歳くらいの頃。 友人が、これすごいんだよーって見せてくれたのが、 「鬼から電話」 という今では有名になった“子育てサポートアプリ”だった。 ー下の子はもう、お父さんに言うよ!も効かなくなっちゃってさ〜試しに使ってみたら効果覿面よ〜 彼女は…

アリジゴク 百の名前(第78号)

アリジゴク「で」遊んだことありますか? 私は筋金入りのインドア派だけど、意外にも子供の頃遊んだ覚えがある。父親の田舎に行った時、軒先の砂地で見つけたのだ。夫に聞いたらもちろん遊んだことがあった。 そこでもう一つ聞いてみた。アリジゴク、なんて…

2本足と4本足 (たくさんのふしぎ傑作集) (第25号)

子供が赤ちゃんの頃、高バイが得意だった。 家の中はもちろんのこと、芝生のあるだだっ広い公園に放すと、いつまでもどこまでもハイハイしていた。その姿はまさに、四足歩行の動物そのものだった。 つかまり立ちしてちょっと歩いたかな?と思うと、もう高バ…

100まで生きる? (たくさんのふしぎ傑作集)(第44号)

ここ数年で、夫の父方祖父母が相次いで亡くなった。 二人とも80代後半だった。平均寿命を超えて長生きしたことになる。 夫の母方祖母は90を過ぎてなお矍鑠としている。足腰こそ弱っているが、食欲旺盛で認知症とも無縁。施設でお世話になりつつ元気に暮…

すてきにへんな家 (たくさんのふしぎ傑作集)(第42号)

わが家は転勤族のため、家を持ったことがない。 持ち家がないのは気楽だなーと思う反面、自分ちがあったらこんなことするのに、あんなことするのにと想像することがある(作り付けの本棚をつくるとか)。 借家住まいだと、子供に小言をいうことも増える。 や…