こどもと読むたくさんのふしぎ

福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」を読んだ記録です。

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屋上のとんがり帽子 (たくさんのふしぎ傑作集) (第210号)

屋上のとんがり帽子 (たくさんのふしぎ傑作集) 作者: 折原恵 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2008/01/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 表紙写真を見て、なにをテーマにした本だと思うだろうか? とんがり、という言葉に引きず…

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集) (第231号)

洋菓子好きの母親に似ず、子供の好みは和菓子にあるようだ。 バターをふんだんに使ったクッキーや、クリームたっぷりのケーキには見向きもしない。好きなものを選んできなさいと菓子売場に送り出した後、子供が持ってきたのは「かりんとう」。そして「かわら…

あみださま大修理(第263号)

私は長らく、仏像など寺社仏閣に関わるものを「美術品」としてしか見てこなかった。 変わったのは、子供が生まれてからだ。これまではおざなりに手を合わせ、頭を下げていたものを、真剣に礼拝するようになった。子供が大病や大怪我をすることなく、無事育ち…

消えたエゾシロチョウ(第264号)

エゾシロチョウは、日本では北海道にのみに生息する蝶。札幌市のHPを見ると、衛生害虫のひとつらしい。 チョウというと花の蜜を吸う成虫のイメージが強いが、チョウ目の幼虫は、たしかに「農作物を荒らす害虫」だ。集団で食害するものは、被害も大きくなる。…

野菜の花が咲いたよ(第220号)

今は亡き、子供の曾祖父母の家は専業農家だった。 たまに遊びに行くと、畑でとれた野菜をどっさり持たせてくれたものだった。米農家なので、野菜はあくまで自家用に作ったもの。それでもさすがはプロ。商品としても通用するような立派なものだった。当然、お…

石の卵 (たくさんのふしぎ傑作集) (第298号)

以前、息子は「石に執着する子」ではないかというようなことを書いた。 家のベランダには、海や川や公園や道ばたや校庭や……で拾ってきた石が転がっている。机の上にもどっかから持ち帰った石ころが置かれ、引き出しの空き箱にも石。そして洗濯後、ズボンのポ…

コウテイペンギン撮影記(第201号)

私の夢の一つは「野生のペンギンを見ること」。 近年、動物園や水族館でのペンギンの展示はかなり進化して、南極風の真っ白い風景に置かれるだけ、ということも少なくなってきた。 長崎ペンギン水族館は、ふれあいペンギンビーチと称し、自然の海で泳がせる…

春の妖精たち―スプリング・エフェメラル (たくさんのふしぎ傑作集) (第241号)

週末、ときどき子供と行くイベントに、こういうものがある。 東京の自然にタッチ 里山へGO! 木を伐ったり、竹を伐ったり、草を伐ったり、とにかく楽しい。ノコギリ使って木を切り倒すなんて、自分にそして子供にできることとは思わなかった。指導してくださ…

小さな四角い海・谷津干潟(第254号)

これは、子供が読み聞かせしてくれた。 学校では音読の宿題が出るが、一定期間毎日毎日毎日毎日毎日同じ文を聞いていると、本当に飽き飽きしてくる。読んでいる子供の方もつまらなそうだ。初回〜5回目くらいまでは、何とか工夫して乗り切るが、それ以上にな…

火(第282号)

子供は水に執着する子、火に執着する子、石に執着する子と3種類に分かれる……なんて話を聞いたことがある。 小2の息子は火も好きで水も怖くはないが、たぶん「石に執着する子」。 私は間違いなく「火に執着する子」だった。 親が留守の時、ちょっとした火遊…